2014年1月のエントリー 一覧

今回17〜8年ぶりくらいに境港に行ったのだけど、何より驚いたのがこの「境港駅」が立派になっていたこと。私が高校生の頃は粗末な田舎の駅舎だったのに。。。(笑)

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境港駅から松江市へは、直通のシャトルバスが走っています。松江駅まで40分という近さ。とても便利になりました(2013年の4月に開通したのだそうです)。私が松江へ最後に行ったのはいったい何年前のことだったのかも思い出せないくらい昔のことなので・・・かすかな記憶を頼りにとりあえず松江城周辺を散策することに。

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松江城入口のバス停に到着したら、ちょうど「堀川めぐり」の案内が出ていたので、駆け込みで乗ってみることに。船頭さんがガイドしてくれながら、松江城を囲むお堀をぐるっと周遊します。このお堀は築城(1611年)と共に造られ、その当時の形を今に継承しているのだそうです。

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船の中はこんな風に火燵仕様になっています。あったかくてうれしい。。(^-^)

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右手には武家屋敷風の建物が「塩見縄手」が見えます。船が出発してすぐの景観が一番の見所。それ以外は、船の屋根をギリギリ低くしないと通れない高さの橋をくぐるのが一番の盛り上がりポイントかな。え〜っと、つまり見所は少ないです(笑)。日中は晴れ間も見えたのに、この堀川めぐりの途中から雨が降って来てしまいました。雨のお堀もそれなりに風情あったけど、次回は緑豊かな季節の晴天の日に再チャレンジしてみたい。

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堀川めぐりが終わった頃は、もう夕闇が迫って来ていました。急いで塩見縄手の方へ歩いてみたけど、すでにどの施設も閉館。小泉八雲記念館の前までに行ったのに、あえなく玉砕......。

松江観光をするには時間が足りな過ぎました。あきらめて松江駅に戻り、山陰本線の普通列車に乗って約1時間半で出雲市駅へ到着。この日は出雲市駅前のホテルで1泊することになっていたのです。荷物を置いてからさっそく駅前の飲み屋街へ繰り出しました。

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ぶらぶら歩いて適当に選らんだ寿司屋で夕飯。この時期は市場がまだ開いていなかったのだけど、やっぱり白身のネタが格別に旨い!

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刺身と握りを好み&お任せで一通り楽しんだあとに、店主がサービスで出してくれたアワビのキモ。濃厚で美味なり♪

もう少し飲んで帰ろうと、また夜の繁華街をあてどなく歩いていたら、お店の前にじっと陣取っている猫に遭遇。。まるでここにおいでよと手招きしているような。。(笑)

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もちろん、猫の招きに間違いはない。カンターだけの小さなお店でしたが、ママさんや常連のお客さんとの話が弾み、楽しい一夜となりました。そしてふとした話の流れで、隠岐の島に行ってごらんなさいって話になった。そういえば隠岐の島にはまだ行ったことがなかった。近いのに。休みとれたら夏に行ってみようかな。。

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めったにない帰省の機会なので、実家から少し足を伸ばして境港〜松江〜出雲大社〜皆生温泉というルートで山陰の名所を少しだけ回ってきました。米子は鳥取の西の端に位置しているので、砂丘がある鳥取市よりも島根県の東部、松江や出雲との文化的な親和性が高いのです。

まずは米子から車で30分、境港市へ。境港は私の通った高校がある町。境線という超ローカルな列車に乗って毎日高校へと通いました。いろんな思い出がたくさん詰まっている境線なのだけど、今では「鬼太郎列車」に変貌してしまってます......(^^;)

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左の写真は、水木プロダクション中国支部=水木しげる先生のご実家。鬼太郎ロードからは少し離れた場所にあります。右は境港駅前にある水木しげるの銅像。

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18年前に来た時よりも、水木しげるロードはレベルアップして立派になっていました。妖怪の銅像もずいぶんたくさん増えた感じ。私が高校生の頃は、ただのシャッター通り商店街だったのに、今ではこんなにも立派に様変わりして観光客で賑わっているなんて・・・地元で育った人間としてはなんとも感慨深いです。。。

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トイレの表示までこんな風にデザインされていて微笑ましい。。通り全体が見事なまでに、鬼太郎の世界に染まってます。

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水木しげるロードからちょっと外れると、こんな感じでただの田舎の風景が広がっています。妖怪はいません(笑)。

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まぁ、正直な話、過度な期待を抱いて観に行くとがっかりしそうな内容なんだけど・・・(苦笑)。子どもが一緒なら充分楽しめるスポットだと思いますよ。がんばれ境港!

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今年の初詣は、地元で「かんださん」の名で親しまれている「勝田神社」へ。ここへ行ったのはかれこれ20年ぶりくらいかな...? こじんまりとした境内に、今年も地元の人たちが長蛇の列!

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「勝田」と書いて「かんだ」と読みます。米子では一番古い神社のひとつで、社殿はなかなか趣きがあります。今回あらためて社殿を見て気づいたのだけど、この勝田神社の社殿と出雲大社の社殿は、外観の造りがなんとなく似てるような...。屋根の上の千木の部分の形状とかが、出雲大社にそっくり。どういうつながりがあるのか、調べてみると楽しそう。

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何をかくそう、かんださんに行った一番の目的はこれ、米子名物「でこまん」!これを食べずして、米子人とは言えないってくらいに、米子人には愛着の深いお菓子なのです。

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これがその「でこまん」! まぁ、わかりやすく言えば「人形焼きの餡が入ってないやつ」って感じなんだけど......でもその味わい深さは、人形焼きともベビーカステラともまったく違う。ものすごく控えめな味なんだけど奥深い味で、一度食べたら絶対忘れられない美味しさ。このでこまんを食べられただけで、今回帰省して良かったとしみじみ思ったのでした。。。

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