旅行&ちょっと遠出 -Category

21世紀美術館でのライブのあとは、一人で金沢の夜の街へと繰り出しました。

最初の一軒目は金沢おでんの大衆酒場「高砂」。ここは事前にチェック済。酒場好きには有名な店のようで、吉田類の酒場放浪記でも紹介されたそうです。地元でも大変な人気店のようで、店内はいつも満席。ただ長居しない客も多いので、私は運良くすぐにお店に入れました。

kanazawa201410_040.jpg

私が陣取ったカウンター席はおでんの真ん前。この光景は酒飲みにはたまりませんね。。。(^-^)

kanazawa201410_038.jpg

金沢おでんがどういうものかイマイチわかっていないのですが、おでんネタにはぱっと見でよくわからないものがいろいろ。バイ貝なんてのもありました。人気のネタのようで、このバイ貝の大きさにちょっとびっくり。

kanazawa201410_037.jpg

kanazawa201410_039.jpg

もちろん西方面のおでんには、牛すじが欠かせませんね。鍋いっぱいの牛スジに見とれてしまいました。。。(^-^) カウンターで並んだ客同士との話もはずみ、明るい女将さんの対応も心地良くて、とても美味しい酒を楽しむことができました。少しつまんですぐ次の店に行くつもりが、結構たくさん食べてしまった。。また金沢に行くことあれば再訪したい。とても気に入ったお店。

kanazawa201410_041.jpg

思いがけず「高砂」に長居してしまったけど、まだまだ夜はこれから。午前中に歩いて気になった怪しい横丁に行ってみることにしました。

kanazawa201410_049.jpg

あとで調べてみたら、ここは「金沢中央味食街」とよばれている横丁なのだそうです。バラックのような造りの味のある飲み屋が、20件ほど並んでいます。

kanazawa201410_048.jpg

いや、それにしても、何の前情報もなく飛び込みでこの辺りの飲み屋に入るのは、なかなか勇気がいりました。。。(^^;)  さんざん迷った挙句、自分の勘だけを頼りに、適当に選んだ小料理屋に入ってみることに。カウンターだけ6席の小さなお店。「いらっしゃい」と言ってくれた女将さんの優しい笑顔を見たら、安心して腰を落ち着けることができました。

kanazawa201410_051.jpgkanazawa201410_050.jpg

料理はおまかせ。どれも丁寧に作りこんだ料理で、なかでも豚足がとても食べ応えあって美味しかった。隣に座った常連さん(金沢美人さん)との話も楽しかったし。値段も意外にリーズナブル。とてもいい店でした。

kanazawa201410_052.jpg

なぜかこの横丁を歩いてる人まで、昭和な空気感が漂ってるように見えるから不思議。。

「金沢中央味食街」は、見た目が怪しい感じだけど、観光客相手にぼったりすることのない良心的な店ばかりなのだそうです。片町を歩くことあったら、ぜひこの横丁の飲み屋に飛び込みで入ってみてください。

PA122586.jpgPA122597.jpg

金沢おでんと金沢中央味食街の小料理屋で、たらふく食べて飲んだので、そこで打ち止めにすればいいのだけど・・・飲み屋街を歩いているとつい寄り道したくなります。。。この日は日曜日ということで、片町新天地の飲み屋は閉まってる店が多かったのが残念。狙っていたお店も閉まってました。

kanazawa201410_057.jpg

さてどうしようかとぶらぶら歩いていたら、ふと「たこ焼」と書かれた赤提灯に足が止まりました。見た目はおそらくBARなんだけど、たこやき屋??・・・気になるので入ってみました。

低い天井の入り口をくぐると、カウンター5〜6席程度の小さなスペース。つまみのメニューはたこ焼きのみ! その潔さに感心してしまう。。。

PA122594.jpgkanazawa201410_055.jpg

置いてる酒は主に焼酎。銘柄の品揃えが特に多いわけではないけれど、セレクションのセンスがいいと感じました。私が選んだのは「錫釜(すずがま)」。はじめて飲みましたが、芳醇で深みがあってかなり旨い焼酎♪

kanazawa201410_053.jpg

肝心のたこ焼きも素晴らしく美味しかった。ふわふわクリーミーな食感に仕上がっていて、喩えようがなく独特な味わい。店主のオリジナルで、自分好みで作っていたらこうなったんだとか。テイクアウトだけの客も多く、固定ファンも多いようです。店主はスキンヘッドの出で立ちで、最初は怖い人かと思ったけど、とても温和で人当たりがいい。このお店もまた機会あれば再訪したい。

新天地の「遊楽寺」というお店。→kanazawa-shintenchi.com/yurakuji.html

PA122595.jpg

この夜飲んだお店はどれもみんな料理美味しくて、居心地よくって、また行きたいお店ばかり。こまったな。またすぐにでも金沢行きたくなってしまう。。(^^;)

金沢での2日目の朝。迫り来る巨大台風の影響で、外はあいにくの雨模様。テレビをつけるとどの番組も台風のニュース。列島直撃、関東にも上陸、交通機関が次々に運休発表・・・などの状況を知るうちに、さすがにこれはやばいと思い始めました...。その日の夜行バスで帰る予定だったのだけど、残念ながら帰りの日程を早めることことを決断(>_<)。あーあ...。

とりあえず、帰りのバスのチケットを払い戻ししなければと出かける準備をしていた矢先、前日のライブで合流した友人から電話が。。。なんと、東京へ戻る友人の車に乗せてもらえることになったのです。なんという幸運。友人に感謝です!

kanazawa201410_058.jpgPA132599.jpg

予定より早めの時間にホテルをチェックアウト。外は小雨が降ってましたが、北陸では台風の影響はまったく感じられず、雨も降ったり止んだりという程度。まずは金沢駅に戻って、その日の夜行バスの切符を払い戻し。駅構内では運行中止の路線の案内が響き渡り、確かにただ事では状況なのだと実感...。西方面のバスや電車の多くがすでに運休になっていました。

kanazawa201410_059.jpg

友人と合流するまで少し時間があったので、再びひがし茶屋街に立ち寄りました。前日に気になったお店が何軒かあったので、今回は置き去りにしてしまった相方へのお土産など...(^^;)、買い物をいろいろ。

PA132605.jpg

茶屋街のメインの通りの裏手に、若手の工芸作家の作品を集めた「縁煌(えにしら)」というお店があって、そこで扱ってる小物などががとても素敵でした。私が自分のお土産用に買ったのがこのお猪口。東元生という若い陶芸家さんの作品でした。この色鮮やかなつぶつぶ模様がとても気に入ってます♪

PB122775.jpg

kanazawa201410_077.jpg

時間が押してきたので、急いで21世紀美術館へ。前日にはゆっくり観れなかった「粟津潔、マクリヒロゲル 1 美術が野を走る:粟津潔とパフォーマンス」の展示をゆっくり鑑賞。今回の展示は、粟津潔が様々な形で実践したパフォーマンスにフォーカスした展示。70年代に浜田剛爾の主宰による<Performance>ポスター等の各種デザインのほか、粟津潔自身のパフォーマンスを実践した時の記録写真なども見ることができて興味深かった。ジャンルに囚われることなく、表現の可能性を探って縦横無尽に走り続けた粟津潔。その広大な足跡の一端を、また新たに知ることができました。

kanazawa201410_063.jpg

この展覧会のために鷲尾友公氏が描き下ろした、約50mの壁画も素晴らしかった。今回の展示は「マクリヒロゲル 1」ということで、これから更に研究が進められ、来年以降も「マクリヒロゲル」として展示が企画されるそうです。また金沢へ行く機会を作れそうで、すごく楽しみ。。

私が生前の粟津潔さんにお会いできたのは1回だけ。直接にお話ができたのはほんの少しの時間だったけど、自分にとっては忘れることのできない特別な体験になっています。その後も、彼が残した作品に向き合う度に新鮮な発見がありますし、粟津デザイン室の仕事をお手伝いさせていただいたりする中で、知れば知るほどに粟津潔というアーティストの凄さを思い知らされます。

sutetaro.jpg

今年の9月には、粟津潔の唯一の劇画「すてたろう」が復刻刊行されました。粟津潔の劇画と、秩父前衛派(笹久保伸&青木大輔)による「組曲 すてたろう」をコラボレートした、非常に先鋭的でユニークな作品に仕上がっています。粟津潔撮影の未発表写真も多数収録。私はこの本のデザインをお手伝いさせていただきました。現代企画室から刊行され、絶賛発売中です。ぜひお手に取ってみてください。

★KEN BOOKS→ http://www.kenawazu.com
★現代企画室→ こちらから

そして、私が粟津デザイン室の仕事をお手伝いした中で、今もとても思い出深いのは、ピースおおさか大阪国際平和センターに設置された「大阪空襲死没者を追悼し平和を祈念する場」のモニュメント。いろいろと予想外なことがあって大変なこともでしたが、結果として、とても良いものができたと思ってます。その時のブログ記事。→http://www.jamsand.com/jampot/2005/08/2016.php

このページの上部へ

About

日々のたわいもない出来事や旅の思い出を、気ままにつづっています。

【横山ひろあき】Hiroaki Yokoyama
グラフィックデザイナー&イラストレーター。1967年生まれ、鳥取県米子市出身。現在は東京都中野区に在住。

好きなもの:映画「ミツバチのささやき」、シュペルヴィエルの短篇、チェルリョーニスの絵画、ヴァージニア・アストレイの声、ラファエル前派、竹久夢二、坂口尚、猫、旅、酒。

http://www.jamsand.com

Mailform

ブログに綴った記事や旅行記へのご質問・コメントなどありましたら、お気軽にメッセージお送りください。
こちらから »【メールフォーム】

Search