先々月のことですが、思いつきでぶらりと上野動物園に行ってきました。

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上野動物園といえば、やっぱりこのパンダ。繁殖準備で今日からしばらく展示中止になってしまいましたが、この日は元気いっぱいな姿を見せてくれてましたよ。

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ちょうど食事の時間だったので、食べてる様子のパンダを間近で見ることができました。今更ながら、なんというかわいさ。。中に人間が入ってるんじゃないかと思ってしまう程、愛嬌ある動きを見せてくれます。うれしそうに笹を噛んでるときの表情がたまりませんね。笑ってるみたい。

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もちろん、上野動物園の主役はパンダだけではありません。おなじみの大型動物たちは、子どもにも大人にも大人気。旭川動物園の影響からか上野動物園も年々進化していて、「行動展示」の考え方を取り入れた施設の作り方、看板等のディスプレイの見せ方も、とても洗練されていて感心します。昔のような檻の中の動物を一方向から眺めるのではなく、動物たちの自然に近い動きや生態を間近に観察することができるのです。動物たちそれぞれの個性豊かな表情や仕草は、いつまで見ていても飽きることがありません。

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犀という生き物の造形は、なんと不思議で魅力的なんでしょう。異世界からやってきた生き物のようにも感じてしまいます。ちなみに、私は犀を見るといつも、デューラーが描いた木版画(→※この絵)を思い出してしまうのですが。

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なぜか一枚の葉っぱを、ずっと大事にくわえたままのペンギン。泳ぐときも一緒。

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今回たくさん写真を撮った中で、自分としてのベストショットはこのアシカの赤ちゃん。なんとまぁ、気持ち良さそうな恍惚とした寝顔なんでしょう。。

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上野動物園の見所はたくさんありますが、中でも私の一番のお気に入りは「小獣館」。ここにいる小動物たちを見ていると時間が経つのを忘れてしまいます。

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小獣館の中での一番人気はこのミーアキャットでしょうか。時折機敏でコミカルな動きを見せつつも、いつもはこんな感じでだら〜んとしています。この愛嬌ある表情がたまりませんね。

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でも私が一番好きなのは、この「トビウサギ」。このまんまるな大きな瞳、リスのような耳、くるっと長いしっぽ。反則なんじゃないかと思うほど、かわいい要素のてんこ盛り! こんなにかわいいのに、この子が今ひとつメジャーになれないのは、夜行性だから...なんでしょうか。。

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これは私もはじめて見たのですが、マダガスカルの珍獣「アイアイ」。現在、アジアの地域でアイアイを飼育し展示しているのは上野動物園だけなのだそうです。館内が真っ暗なうえに動きが速いのですが、偶然カメラで捉えることができました。

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結局この日も小獣館で時間を使いすぎてしまった。。。(笑)。園内をざっと見て回るだけでも、半日では時間が足りなくなってしまいます。見切れなかったところは、また次回に取っておくのもまた楽し。

大人から子どもまで、一人でもグループでも楽しめる上野動物園。動物にあまり関心なくっても、ただぶらぶらと園内を歩いたり、不忍池を眺めながらビール飲んでぼーっとするだけでも楽しいと思います。こんなにもすばらしい施設なのに、入場料は大人600円という安さ! 素晴しい。都内に住んでいながら上野動物園にまだ行ったことがないという人がいたら、ぜひ一度足を運んでみてください。

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不忍池の蓮の花が咲く頃に、またぶらりと行ってみようかな。お弁当とカメラを持って。