2014年1月のエントリー 一覧

昨年やった仕事ですが・・・エストニア「タルトゥアカデミック男性合唱団」来日公演のフライヤーを作らせていただきました。

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この「タルトゥアカデミック男声合唱団」は、創立1912年のエストニア国内で最も古くから活動を続けている合唱団。非常に評価の高い合唱団で、これまでに欧州ほぼ全土、米国などで海外公演も数多く行ってきたのだそうです。

エストニアという国になじみのない方にとってはピンとこないと思うのですが、エストニアの合唱のレベルの高さは世界で広く認知されています。5年に一度開催される「エストニア歌と踊りの祭典」は世界文化遺産にも登録されていて、2万人を越す合唱団がステージに立ち、世界中から20万人もの聴衆がエストニア・タリンの街へ押し寄せるのです。

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エストニア人にとって合唱/歌うことは、民族のアイデンティティに深く結びついています。ロシアに占領・併合された暗雲たる時代を乗り越えて、1991年に独立を勝ち取ったときにも、「歌」が大きな力となりました。1988年に開催された「歌の祭典」では、当時の人口の1/3にあたる30万人以上の国民が『歌の原』に集い、独立への願いを歌に託したのです。血を流すことなく、人々が歌うことによって独立を勝ち得た一連の出来事は、「歌う革命」として世界から賞賛されています。

今回の来日公演では、仙台、石巻、東京、宝塚の各都市を巡回します。チケットの売れ行きが好調でもうすぐ売り切れになる勢いのようなので、ご興味持ってくださった方は、ぜひ早めにご予約ください。チケットお申込み/お問い合わせ:日本・エストニア友好協会

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出雲大社への参拝を終えたあと、再び山陰本線を乗り継いで米子に戻ってきました。この日は、市内にある皆生温泉のホテルに宿泊。夜明け前に目がさめて窓を開けたら、荒涼とした日本海の海が目の前に広がっていました。海からの潮風、荒々しい波、寂し気な波の音。そのすべてが懐かしくって、いろんな想いが込み上げてくる瞬間でした。

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皆生温泉に宿泊するのって、実ははじめて。実家から車で7~8分の距離なので、わざわざ泊まりに行く機会がなかったのです。かつては温泉というより歓楽街の印象が強かったけど、今では海辺の温泉郷としてそれなりの観光拠点になってる感じ。美肌の湯としてアピールしてるんだとか。確かに温泉入ったあとは肌がつやつや。いい湯でしたよ。

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私が泊まったのは、海がすぐ目の前にある「皆生シーサイドホテル」。全室オーシャンビューで、部屋も広くて快適。料理もなかなか美味しかった。

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山陰屈指の温泉郷といっても、宿の周りにはなんにもなくって、唯一飲み屋が並ぶ通りはこんな風情...(^^;)。昭和な香りが漂っていますね。かつてはもっと華やかな街だったんだけどなぁ。。温泉歓楽街としての栄華は過ぎ去ってしまったようです。でもこの「大人のおもちゃ」の看板は見覚えあるような。少年時代、皆でこの辺りを自転車で駆けずり回って遊んでたので。

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子供の頃に見た風景を思い出しながら、皆生の町をぶらぶらと歩いていたら、この「皆生温泉神社」に出会いました。こんな神社、昔からあったっけ??・・・と思ってしまったのだけど、明治時代に温泉街として整備された頃に建立(1927年)されたのだそうです。薬、医療、縁結びのご利益がある社なんだとか。「皆生(かいけ)」は、その昔「海池村」という名前だったのだと、はじめて知りました。

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皆生の海岸から見る日本海。緩やかな弧を描いて、弓ヶ浜半島へと白浜が続いています。この海岸線を大山から見下ろしたときの美しさは、国内屈指の景観だと私は思っています。

1月4日の土曜日、外は冷たい雨。出雲大社へ訪れるのはかれこれ25年ぶりくらいかな。

JR「出雲市駅」と出雲大社は結構離れていて、バスや電車で約20分くらいかかります。電車の場合の最寄り駅は、一畑電鉄の「出雲大社前駅」。

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これがその一畑電鉄のローカル電車。レトロ感漂わせるかわいい黄色い車両。これは3000系という車両で、いくつか違うタイプが走ってるようです。

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ここが参道の入口、勢溜の大鳥居。「出雲大社」と刻まれた大きな石碑に心ときめきました。人の勢いが溜まることから「勢溜」と名がついたそうです。

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無彩色な参道に、色とりどりの雨具が鮮やかな色彩をにじませています。あいにくの雨だったけど、白い息を吐きながら歩く参道は、凛とした気配に包まれていました。

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大鳥居からゆるやかな勾配の参道を下って歩くと、外界とは違う世界へと降りていくようです。祓橋を渡ると再び鳥居があって、その先は見事な松の参道が続いていました。

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青銅で作られた「銅鳥居」をくぐって拝殿に望むと、あの有名な大きな注連縄が視界に飛び込んできます。その圧倒的な存在感にしばし魅入ってしまいます。。

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当然のことながら、御本殿の中には入れません。八足門前をくぐって手前のところまでは入れてもらえるのですが、そこから参拝するだけ。外に出て左右に回ると塀越しに御本殿の姿を垣間見ることができます。遠目で見てるだけでも、力強い凄みが伝わってきます。

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こちらは昭和になってから造営された「神楽殿」。この注連縄が日本最長のものなのだそうです。結婚式やご祈祷などはここで執り行われるのでしょう。

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参拝を終えた頃はちょうどお昼時。「出雲そば」が名物なので、老舗の「八雲そば」へ。長蛇の列でしたが、20分ほど待ってようやく店内へ。ひさしぶりに食べる割子そばに感激。。しっかりした噛み応えのある麺と、醤油の風味がきいたそばつゆ。

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今回はじめて知ったのですが、出雲は「ぜんざい」の発祥の地なのだそうです。そう言われると食べて帰らずにはいられませんね。。(^-^)

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帰りの一畑電車は、行きとは違う形のレトロな電車。なかなかいい顔してます。

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